緑内障
白内障
網膜硝子体疾患
ロービジョン
その他(斜視、まぶたの病気、涙器)

白内障

白内障とは目の中の水晶体(レンズの部分)が白く濁り、ものが霞んで見えたり、まぶしく感じられたり、二重に見えたりします。
皆さんの身の回りでもこの病気でお悩みの方はいると思います。多くはお年寄りの方だったりするかもしれませんが、若くして発症する方もいます。
ここでは、白内障とはどのような病気なのか、どのような治療方法が行われているのかご説明いたします。

白内障について

白内障とは、眼の中にある水晶体(レンズ)が濁る病気です。原因として最も多いのは加齢ですが、他に怪我による外傷性のものや、糖尿病などの病気があって発生する併発白内障などがあります。

水晶体について説明する際によく例えられるものが、カメラです。つまり、水晶体とはレンズに相当するもので、白内障になってしまったレンズは手術により交換する必要性があります。

主な症状としては、濁った水晶体を通して物を見ることになるので、霞む・眩しい・視力が低下するなどの症状が主に現れます。

白内障イメージ 白内障イメージ 参考
左図のように霧がかかったようになってきたり、まぶしく感じたりします。

白内障の治療について

症状が進行した場合は手術をします。軽い場合は点眼薬をつけることもありますが、あまり効果は期待できません。白内障以外に病気がなければ、手術で視力は回復します。 白内障の治療

白内障の手術について

生活上不便を感じるようになったら、手術による治療をします。手術は小さな切開創から濁った水晶体を超音波で砕いて取り除き、代わりに人工水晶体である眼内レンズを入れる方法で行われます。
日本では年間100万件の手術が行われています。


白内障の手術について 白内障の手術について
白内障の手術について 白内障の手術について

眼内レンズの種類

単焦点レンズ

1つの距離に焦点をあわせたレンズで、通常使用されています。遠くと近くの両方にピントが合うわけではありません。遠くに合わせた場合は、老眼鏡が必要になりますし、近くにピントを合わせた場合は、運転時や外出時に眼鏡が必要になります。乱視がある場合は、遠近両用の老眼鏡が必要になることもあります。


多焦点レンズ

遠く、中間、近くなど複数の距離にピントがあうレンズです。若いころのように、あらゆる場所にピントが合うわけではありませんが、単焦点のレンズよりは眼鏡を使わずに過ごせることが多くなります。ただし、全く眼鏡が必要なくなるわけではなく、眼鏡をかけた方が楽に見えることもあります。


見え方のイメージ

単焦点レンズ 多焦点レンズ
単焦点レンズ 多焦点レンズ

多焦点レンズを入れる場合

見え方に慣れるめには時間がかかります。最初から良い視力がでるとは限りません。
見え方に慣れるのには数ヶ月から半年くらいかかることが多いです。

はじめはくっきり見えない感じがするかもしれませんが、慣れてくれば症状は改善します。

暗い所で強い光を眩しく感じたり、光の周辺に輪がかかってみえたりする現象がおこることがあります。この発生頻度は、多焦点眼内レンズでは、単焦点眼内レンズに比べて高くなります。そのため、夜間の車の運転には注意が必要です。暗い所で近くがみえにくいと感じる場合は、部屋を明るくするか、手元を照らすことで見やすくすることができます。

手術後に、度のずれや乱視の増加などで視力がでにくい場合は、微調整が必要になるときがあります。ほとんどは、エキシマレーザーで角膜を削って調整します。
ずれの大きい場合はレンズを交換することもあります。

保険診療が認められていないため、自費診療になります。

手術のリスク

多焦点眼内レンズ挿入予定で手術を開始しても、水晶体が入っていた袋(水晶体嚢)が何らかの原因で手術中に破れることがあります。
その場合、多焦点眼内レンズが挿入できない可能性があります。

白内障手術後、数ヶ月から半年たってから、眼内レンズを支える袋が濁ってくることがあります。これを後発白内障といいます。治療はレーザーで短時間に行うことができ、視力もすぐに回復します。

術後、度数矯正が必要になったときは、屈折矯正手術を追加で行うことがあります。
屈折矯正手術を行う場合には、追加料金が必要になります。

費用について

多焦点眼内レンズは、保険診療が認められていないため自費診療となります。
詳細は受診時にお尋ね下さい。

また自費診療中に白内障以外の疾患の治療が必要となった場合、治療費は原則として
自己負担となります。

 
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